バッテリーの種類「開放型」「密閉型」とは
ハーレーに使われるバッテリーは、大きく分けて開放型と密閉型があります。ハーレーの年式によって使用するバッテリーは異なりますが、現代のバイクは密閉型を中心に使われています。
開放型と密閉型には、どのようなメリットとデメリットがあるのでしょうか。
開放型については、名前からも想像出来る通り、バッテリーの蓋を自分で開ける事が出来るタイプの物です。別名、オープンバッテリーとも呼ばれ、古い年式のハーレーに使われています。蓋を開ける事のメリットは自分でバッテリー液を補充し、メンテナンスをする事が可能な点です。また、蓋を開ける事で急激な電圧の変化の際に、内部で発生したガスも逃がす事が出来るので、膨張する恐れもあまりありません。デメリットとしては、定期的にバッテリーのメンテナンスをやらなくてはならないので、手間がかかります。バッテリー液の入れ方についても、作業手順など確認して行わなければならないので、密閉型に比べると扱いが難しいバッテリーです。
密閉型については、開放型とは逆でバッテリーの蓋を開ける事が出来ないように作られています。別名シールドバッテリーやMF型バッテリーとも呼ばれ、バッテリー液を補充する必要がないので、開放型と比べると手間がかからない点が大きなメリットです。現代のバイクは密閉型が主流で、ハーレーだと比較的新しい年式のバイクに使われている事が多いです。開放型のように定期的なメンテナンスは必要ありませんが、価格が開放型より高額になる場合があります。
自分でバッテリー液を補充する事が出来ないので、バイクの扱い方によっては、開放型より短命になる場合があります。メンテンナンスフリーだから何もしなくてもいいのではなく、電圧のチェックなど各自で行いましょう。